2011.10.11

すぐ忘れるOSI参照モデル

残念なことにOSI参照モデルは私の中では忘れるツボに
ハマってしまっているようです。

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レイヤーの高いほうから頭文字だけをとって
アプセトネデブと覚えようとしていますが
アセプトネデブだったかアプセトデネブだったか
よく分からなくなってしまいます。

そういう個人的な理由で、メモしておきます。

第7層: アプリケーション層
 アプリケーション間でのデータのやり取りを規定する

第6層: プレゼンテーション層
 セッションでやり取りされるデータの表現方法を規定する

第5層: セッション層
 セッション(通信の開始から終了まで)の手順を
 規定する

第4層: トランスポート層
 各ノード上で実行されている、2つのプロセス間での
 通信方法を規定する

第3層: ネットワーク層
 ネットワーク上の2つのノード間での通信方法を規定する

第2層: データリンク層
 データのパケット化や物理的なノードアドレス、隣接ノード間
 での通信方法などを規定する

第1層: 物理層
 信号線の物理的な電気特性や符号の変調方法などを規定する


ちなみに、TCP/IPモデルの場合は
第5層:アプリケーション層
 HTTP、SMTP、POP、TELNETなど

第4層:トランスポート層
 TCP、UDP
第3層:インターネット層
 IP、ARP、ICMPなど

第2層:データリンク層
 PPP、LANボード

第1層:物理層
 回線、各種ケーブル

まあ覚えていたからってネットワークの設計・構築には
役に立ちませんが、たまに客から質問されたりすること
があるんで覚えておいて損はありませんね。

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2011.06.14

ルータの仮想化技術”VRF”

最近は結構一般的になってきた技術にVRFというものがあります。

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巷ではHyper-VやVMwareを用いたサーバの仮想化が流行っています
が、VRFというのは、ネットワーク機器の仮想化技術です。
ちなみに、Virtual Routing and Forwardingの略です。

どういうものかと言うと、ルータの中に、仮想的に複数台のルータ
が存在してしまう技術です。

以前より、VLANというLANを仮想的に分ける技術はありましたが
その場合、MACテーブルは共有だし、ルーティングテーブルも
共有していました。

それではセキュリティが保てなかったり、物理的に分かれている
場合とは大きな違いがありました。


しかし、VRFはそれらを解消してくれます。

MACテーブルもルーティングテーブルももちろん別々に持つため
別々のVRF同士は通信することが出来ません。

また、L3スイッチでVRF1に属するVLANとVRF2に属するVLANが
同じネットワークアドレス、または同じIPアドレスであったと
しても、仮想的に別々のL3スイッチとして動作するため
全く問題が発生しません。

この技術は、現在、物理的に分かれているネットワークをセキュリティ
を保ちながら、物理的に統合させる場合などに非常に役に立ちます。

回線費用や機器費などが削減できるので提案もしやすいですね。